【堺市駅近・商業施設重視派へ】利便性を重視した土地選びのコツ

2025年5月19日

1. はじめに

「仕事帰りに買い物を済ませたい」「子どもの送り迎えがスムーズな環境がいい」「将来、売却しやすい土地にしておきたい」
こうした声に共通するキーワードが「利便性」。近年では、共働き世帯や忙しい子育て世代を中心に、「駅近」「商業施設の充実度」「生活動線の良さ」を最優先に土地探しをするケースが増えています。

堺市は、大阪市へのアクセスに優れながらも住宅地として成熟しており、南海本線・南海高野線・JR阪和線・地下鉄御堂筋線など、複数の鉄道が交差する交通のハブとも言えるエリアです。また、駅前にはスーパーや病院、教育機関もそろっているため、通勤・通学・買い物・医療といった生活の基本がコンパクトにまとまっている土地が多数存在します。

この記事では、堺市で「便利さ」を重視した土地選びのポイントと、エリアごとの具体的な特徴を詳しくご紹介します。

2. 駅近・利便性重視派がチェックすべき土地選びの基本

● 駅徒歩圏内とは何分まで？

一般的に「駅徒歩10分以内」が“駅近”とされていますが、徒歩7分以内だとより資産価値が安定するというデータもあります。
通勤・通学に加え、将来売却や賃貸に出すことも視野に入れるなら、駅からの徒歩時間は大きな判断材料となります。

● 近くに「生活施設」がどれだけそろっているか

駅に近い＝便利とは限りません。駅前にスーパーがない、病院が遠い、保育園に空きがない……そんなことも。
チェックすべき生活施設：

スーパーやドラッグストア
コンビニ（24時間営業の有無）
小児科・内科・歯科などの医療機関
保育園・幼稚園・学童保育
銀行・郵便局・役所出張所などの行政窓口

これらが徒歩圏にそろっていれば、**車がなくても日常生活に困らない“暮らしやすい立地”**といえるでしょう。

● 混雑・騒音・交通量のリスク

利便性が高いエリアほど、「人通りが多い」「交通量が多い」「夜間営業の店舗が多い」といったデメリットもあるため、現地を“昼と夜”両方の時間帯で確認することが重要です。

3. 堺市内の利便性重視におすすめのエリア

● 北区｜なかもず駅・新金岡駅周辺

大阪メトロ御堂筋線の始発駅「なかもず」は、通勤ラッシュ時でも座れるのが大きな利点
南海高野線・泉北高速鉄道との接続も可能で、交通利便性は市内随一
大型商業施設、教育機関、行政サービスが集中し、共働き・子育て世帯に高い人気

ポイント： 大阪市内への通勤、駅近に暮らしながら静かな住宅街も選べるバランスの良さ

● 堺区｜堺東駅・七道駅周辺

南海本線・高野線の2線利用が可能。堺市役所をはじめとする公共機関が集中する“堺市の中心地”
駅前には百貨店、高島屋、家電量販店、飲食店街が並び、都心と変わらない生活利便性
駅徒歩10分圏内にも戸建て住宅地が点在し、資産性も高い

ポイント： 都市型生活志向の方、車を持たずに暮らしたい方にも最適

● 西区｜鳳駅・津久野駅周辺

JR阪和線で天王寺方面へ1本。快速も停車し、大阪市内へのアクセスがスムーズ
鳳駅前にはイオンモール堺鉄砲町、津久野周辺にも商業施設が多く、生活動線が非常に良い
駅から少し離れれば、閑静な住宅街が広がり、子育て世代にも人気

ポイント： 利便性と住環境の両方を求める方に最適なバランス型エリア

4. 駅近土地を選ぶ際の注意点

地価が高めでも“将来の価値”で考える
駅近の土地は価格が高くなりがちですが、将来売却・相続などを考えた際にも価値が下がりにくいため、長期的な視点で見れば安心材料に
前面道路の交通量と幅を確認する
小さなお子さまがいる場合は、駅近でも交通量の多い幹線道路沿いより、一本裏手に入った生活道路沿いの土地を選ぶのが安心
用途地域や建築制限のチェック
商業地域では日照・騒音・建築制限に影響があることも。土地の用途地域、建ぺい率・容積率も事前に確認しておきましょう。