1. はじめに
家を売却する際、意外と見落とされがちなのが「仲介手数料」や「税金」といった費用の仕組みです。
契約が進んでから初めて知って戸惑う方も多く、「もっと早く知っておけばよかった」と後悔するケースも少なくありません。
この記事では、八尾市で不動産売却を検討している方に向けて、仲介手数料や売却時にかかる税金の仕組みをわかりやすくご紹介します。事前に知っておくことで、安心して売却手続きを進めることができます。
2. 仲介手数料の仕組みと計算方法
不動産を売却する際、多くの方が不動産会社に仲介を依頼します。
このときに発生するのが「仲介手数料」で、成功報酬として、物件の売買契約が成立した時点で支払う費用です。
▶ 仲介手数料の上限（法律で定められた範囲）
以下の式に基づいて上限額が決まっています：
売却価格 × 3％ + 6万円 + 消費税
【例】2,000万円の物件を売却した場合
→ 2,000万円 × 3％ + 6万円 = 66万円 + 消費税 = 約72.6万円（税込）
※売買契約が成立しなければ仲介手数料は発生しません。
3. 売却時にかかる主な税金の仕組み
家を売ったお金には「譲渡所得」が発生する場合があり、その利益に応じて税金が課されます。ここでは、代表的な税金とその考え方をご説明します。
① 譲渡所得税（売却益に対する税金）
家を売って得られた利益＝譲渡所得に対して課税される税金です。
譲渡所得は、以下の計算式で求められます。
譲渡所得 ＝ 売却価格 −（購入時の価格＋購入・売却にかかった費用）
【ポイント】
・居住用財産であれば「3,000万円特別控除」が使えるケースが多く、課税額をゼロにできる可能性もあります。
・所有期間が5年を超えているかどうかで、税率（短期：39.63％、長期：20.315％）が変わります。
② 印紙税（売買契約書にかかる税金）
不動産の売買契約書に貼る「印紙」によって納める税金です。
【印紙税の軽減措置（令和6年3月末まで延長）】
- 1,000万円超～5,000万円以下の契約：印紙代1万円
不動産会社が用意する契約書に貼り付けられ、売主・買主それぞれが負担するのが一般的です。
4. よくある疑問と注意点
▶ 仲介手数料は値引きできる？
法律上は「上限」が決まっているため、値引き交渉は可能ですが、対応は不動産会社によって異なります。値引きよりも、サービス内容（広告力、売却戦略、対応スピード）を重視することが大切です。
▶ 税金はいつ、誰に払うの？
譲渡所得税は、売却した翌年の確定申告で申告・納税します（例：2025年に売却 → 2026年3月までに申告）。
印紙税は、契約時に不動産会社を通じて納めるのが一般的です。
5. 税制優遇制度の活用で“支払う税金”を減らせる
八尾市でも多くの売主様が利用している制度が以下の2つです。
・3,000万円特別控除
自宅を売却した場合、最大3,000万円までの譲渡所得を非課税にできる制度です。
※適用条件：居住用、所有期間1年以上、転居後も1年以内の売却など。
・長期譲渡所得の軽減税率
所有期間が5年以上（1月1日時点）であれば、税率が約20%まで軽減されます。
→ 売却時期を見極めることで税負担を抑えることも可能です。
6. まとめ
不動産売却では、「いくらで売れるか」だけでなく、「どれだけ費用や税金がかかるか」も重要な判断材料です。
仲介手数料や税金の仕組みを事前に理解しておくことで、思わぬ出費やトラブルを避けることができます。
八尾市での不動産売却を検討中の方は、まずは費用の全体像を把握し、必要であれば信頼できる不動産会社へ相談しましょう。経験豊富なスタッフに相談することで、節税対策や費用圧縮のアドバイスも受けられます。
お問い合わせ情報
税金のことが不安な方、仲介手数料の見積もりを知りたい方は、お気軽にご相談ください。
コーシンホーム株式会社
【本 社】〒599-8107 大阪府堺市東区白鷺町１丁５番１-２号
【電話番号】072-240-2150
【なんば支店】〒556-0011 大阪府大阪市浪速区難波中2-10-70 パークスタワー19F
【電話番号】06-7662-8768
【公式サイト】https://cohshin-home.com/
八尾市での売却に強い当社スタッフが、丁寧にサポートいたします。
