1. はじめに
家の売却を検討する際、「いくらで売れるのか」と同じくらい気になるのが「どれくらい費用がかかるのか」という点です。
中でも仲介手数料や税金は、必ずと言っていいほど発生する費用項目であり、売却後に「こんなに引かれるとは思わなかった…」と後悔する方も少なくありません。
本記事では、羽曳野市で家を売る際にかかる仲介手数料と税金の計算方法を、事前に押さえておくべきポイントとともに分かりやすく解説します。
2. 仲介手数料の計算方法
● 仲介手数料とは？
不動産会社に売却を依頼し、成約に至った場合に支払う「成功報酬」です。
法律で上限が定められており、それを超えて請求されることはありません。
● 計算式（売買価格が400万円超の場合）
次の計算式で求めることができます：
売買価格 × 3％ ＋ 6万円 ＋ 消費税
【例】売却価格が2,000万円の場合
→ 2,000万円 × 3％ = 60万円
→ 60万円 ＋ 6万円 = 66万円
→ 66万円 × 消費税（10％） = 72.6万円（税込）
このように、売却価格が高くなるほど仲介手数料も増加します。
ただし、手数料の支払いは売却完了後（決済時）なので、先払いする必要はありません。
3. 売却時にかかる主な税金とその計算方法
● 印紙税（売買契約書）
売買契約書に貼る「収入印紙代」です。
金額は契約金額によって変動し、以下は一例です（2024年時点の軽減措置適用後）。
- 1,000万円超～5,000万円以下：1万円
- 5,000万円超～1億円以下：3万円
通常は売主・買主で1通ずつ作成し、それぞれが負担します。
● 譲渡所得税（売却益が出た場合）
購入時より高い価格で売却できた場合、その差額が「譲渡所得」として課税対象になります。
計算式は以下の通りです：
譲渡所得 ＝ 売却価格 －（取得費 ＋ 譲渡費用）
※取得費：購入価格や購入時の仲介手数料など
※譲渡費用：売却時の仲介手数料や測量費、解体費など
そしてこの所得に対して、以下の税率がかかります。
| 所有期間 | 所得税 | 住民税 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 5年超 | 15％ | 5％ | 20％ |
| 5年以下 | 30％ | 9％ | 39％ |
ただし、マイホームの売却であれば「3,000万円の特別控除」などの優遇制度が使える場合が多く、課税額がゼロになるケースも少なくありません。
4. 費用を正しく理解することが“安心”につながる
仲介手数料や税金の額は、売却時の手取り金額に直結する重要な項目です。
事前に正しく把握しておくことで、以下のようなメリットがあります：
- 手元に残る資金が明確になる
- 次の住まい探しやローン返済計画が立てやすくなる
- 不要な支出や税金を抑える選択ができる
不動産会社によっては、これらの費用についてしっかり説明しないところもあるため、「見積もりの透明性があるかどうか」も依頼先を選ぶ重要なポイントです。
5. まとめ
家を売る際の「費用」は、計算方法を知るだけでグッと安心につながります。
羽曳野市での売却を検討しているなら、仲介手数料・印紙税・譲渡所得税の基本的な仕組みを理解し、「どれだけ手元に残るか」を具体的に見積もっておくことが大切です。
事前に費用を整理しておくことで、不安は解消され、売却に向けて前向きな一歩を踏み出すことができます。
お問合せ情報
費用の見積もりや税金の控除制度など、詳しく知りたい方はお気軽にご相談ください。
羽曳野市エリアの不動産事情に詳しい専門スタッフが、誠実にサポートいたします。
コーシンホーム株式会社
【本 社】〒599-8107 大阪府堺市東区白鷺町1丁5番1-2号
【電話番号】072-240-2150
【なんば支店】〒556-0011 大阪府大阪市浪速区難波中2-10-70 パークスタワー19F
【電話番号】06-7662-8768
【公式サイト】https://cohshin-home.com
「売却時の手取り金額が知りたい」「どこまで控除が使える？」など、どんな小さな疑問でも大歓迎です。
