1. はじめに 〜「共有名義のまま」にしていませんか?
家を夫婦や親子、兄弟姉妹などで購入する際、住宅ローンや税金対策の都合で**「共有名義(持分共有)」**にされているケースは珍しくありません。
しかし、いざ家を売却しようとしたとき、この共有名義が大きなトラブルの種になることがあるのです。
高石市でも、
- 離婚後、元配偶者と名義が共有のまま
- 親の名義と自分の名義が混在している
- 相続で兄弟姉妹との共有状態になった
といったケースで「売りたいけど、動けない」というご相談が増えています。
この記事では、共有名義の家を売却する際に起こりやすい問題と、その回避方法についてわかりやすく解説します。
2. そもそも「共有名義」とは?
共有名義とは、ひとつの不動産に対して複数人が持分を所有している状態です。
たとえば…
- ご夫婦で50%ずつ所有
- 親子で70%:30%
- 相続人3人で3分の1ずつ
など、名義人それぞれに持分が登記されている状態です。
一見平等に見えるこの形ですが、売却や担保設定などの手続きをするには「全員の合意」が必要になるため、後々トラブルになりやすいのです。
3. 売却時に起こりやすい共有名義のトラブル
▶ 同意が取れない
「片方は売りたいが、もう片方は売りたくない」という状況になると、売却は進められません。
たとえ持分が小さくても、1人でも反対すれば原則として売ることはできないのです。
▶ 連絡が取れない、行方不明
共有者の所在が分からない、連絡が取れない場合も、手続きが止まってしまいます。
この場合は、家庭裁判所に申立てを行い「不在者財産管理人」の選任をする必要があり、時間も費用もかかります。
▶ 相続が発生している
共有名義人が亡くなっている場合、相続人全員の合意が必要になります。
相続登記がされていないまま放置していると、誰の同意を得ればよいのかも分からず、事実上、売却できない状態に陥ることもあります。
4. トラブルを回避するために知っておきたいこと
▶ 売却前に「名義人全員の意思確認」が必要
売却を考え始めた段階で、すべての名義人と話し合いをしておくことが大切です。
「後から知らされて反対された」「売却直前で揉めた」といったトラブルを避けるためにも、早期の意思確認は不可欠です。
▶ 「持分のみ」の売却は非常に難しい
自分の持分だけを売却することは法律上可能ですが、買い手が見つかりにくく、売却価格も大きく下がるため、現実的な選択肢とは言えません。
▶ 必要に応じて法的手続きや専門家の協力を
- 名義整理が必要な場合 → 司法書士
- 相続・遺産分割 → 弁護士や相続診断士
- 税金の確認 → 税理士
このように、専門家のサポートを受けながら手続きを進めることで、トラブルを未然に防ぐことが可能です。
5. 高石市でのご相談事例
◆ ケース:離婚後も元夫との共有名義になっていた家
▶ 背景
離婚後、奥さまがそのまま自宅に住み続けていたが、将来的に売却したいと相談に来られた。
ただし、名義は元ご主人と50%ずつの共有。連絡は取りづらく、同意が得られるか不安な状況。
▶ 対応内容
・まずは無料査定を行い、現状の資産価値を確認
・名義人への連絡方法を整理し、売却に向けた交渉をサポート
・必要に応じて、調停や代理人の活用も視野に入れながら計画的に進行
▶ ご本人の声
「自分ひとりではどう動けばいいか分からなかったので、丁寧に対応していただけて心強かったです。将来の不安がひとつ減りました。」
6. まとめ 〜 共有名義のまま放置しないことが“安心”につながります
共有名義の家は、いざというときに「動かせない資産」になってしまうことも。
だからこそ、
- 将来売却する可能性がある方
- 離婚や相続で共有状態のままになっている方
- 名義整理や資産分割を検討中の方
は、早めに状況を確認し、必要な手続きの準備をしておくことが大切です。
高石市で不動産の共有に不安を感じている方は、まずはお気軽にご相談ください。
ご相談・査定は無料です。売る前提でなくてもOKです。
お問い合わせ情報
コーシンホーム株式会社
【本社】〒599-8107 大阪府堺市東区白鷺町1丁5番1-2号
【電話番号】072-240-2150
【なんば支店】〒556-0011 大阪府大阪市浪速区難波中2-10-70 パークスタワー19F
【電話番号】06-7662-8768
【公式サイト】https://cohshin-home.com/
名義のこと、手続きのこと、相続や調停が関係することでも構いません。
まずは「どうすればいいのか」を一緒に整理するところから始めてみませんか?